Yoshiko Harimaya

2015年12月8日2 分

「ぶり」は今が旬!美容効果がギュッとつまったお魚について

最終更新: 2021年3月26日

★オーガニック24節気★大雪(たいせつ)

(12月07日~12月21日)

山々は雪の衣を纏って冬の姿となり、平野にも雪が降るということから、 大きな雪と書いて「たいせつ」と呼ばれています。  朝夕には池や川の表面に薄氷、大地に目を落とすと霜柱が見られるようになり、本格的な冬がやってきます。

この頃になると、北国ではスキー場がオープンしたり、 冬魚の漁も盛んになり全国的に冬一色に。 冬山では熊が冬眠に入るほど寒さが厳しくなるこの頃に、 ピッタリの食べ物は「ぶり」!  

美味しく食べてさらに健康に、美しくなりたい方が実践する「オーガニック・マクロ」では、冬の寒い時期には旬の魚を食べて、体を内側から温めることをおすすめしています。

旬の魚「ぶり」の美容効果

1.ビタミンB2

脂肪の代謝を促す栄養素で、身より皮の部分に多く含まれますので、「一物全体」というオーガニック・マクロの通り、丸ごと食べましょう。

2.コラーゲン

魚の皮やすじ、軟骨に含まれるタンパク質で、肌荒れ改善に効果が期待できます。

3.カルシウム

中枢神経を鎮めて心を穏やかにしてくれますので、イライラやストレスからくる過食を抑えてくれます。

特に脂ののった天然のぶりは、美と健康に効果がある栄養素が含まれ、「脂質」が控えめなところがすぐれたところです。

ぶりの栄養素

・DHA(ドコサへキサエン酸) ・EPA(エイコサぺンタエン酸) ・タンパク質

・ビタミンB2 ・ビタミンB6 ・ビタミンB12 ・ビタミンD ・ナイアシン

ここで注目してほしいのが、DHA(ドコサへキサエン酸)とEPA(エイコサぺンタエン酸)。 これらは今年話題になった「オメガ3脂肪酸」と呼ばれるものです。

「オメガ3」(別名:α-リノレン酸)は、体内で作ることができない必須脂肪酸で、皮膚や粘膜の機能を強くし細胞を正しく機能させる作用があります。 食生活の欧米化が進んでいる現代日本人の食生活には「オメガ3」が圧倒的に不足していますので、旬の鰤(ぶり)で積極的に取りましょう。

オメガ3に期待できる働き

★美肌効果

★ダイエット効果

★免疫力効果

そして身体を芯から温める陽性の「ぶり」を食べるときには必ず陰性の「大根おろし」を添え、バランスを整えましょう。 大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの 消化を助ける食物酵素が豊富に含まれていますので、体内に吸収された油を中和して体の外に排出してくれます。  また血液をサラサラにしてくれるので血流がよくなり、抗酸化作用により美肌やアンチエイジングの効果も期待できます。

◎食べ物の陰陽

「ぶり」は成長により名前を変える出世魚で、とても縁起の良い魚。 1年を人生最高の年にしたいと願う方は、「鰤&大根」の最強コンビで、さらにキレイと元気をチャージしてくださいね。

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