イタリアン・ドルチェ10選 | ティラミス・ジェラート



イタリアンのお店に行くと、食後に出てくるドルチェ。似た言葉にデザートやスイーツもありますが、「ドルチェ」の意味をご存じですか?



ドルチェとは「甘味」の事

イタリア語のdolce(ドルチェ)は甘い、やわらかい、やさしいなどを意味します。dolceはラテン語で「甘美な」「甘い」といった意味を持つdulcisに由来しています。

日本で甘みのある果物やお菓子類を「甘味」というのと同じように、イタリアでは甘い食べ物を総称して「ドルチェ」と呼びます。


意外に知られていないイタリアン・ドルチェ

イタリアン・ドルチェは、長い歴史の中で、北はドイツ・オーストリア、南はアラブ・スペイン・ギリシャなどからいろいろな影響を受けた、地方独特のバリエーションがあるところも魅力です。

そこで今日は伝統的なイタリアン・ドルチェをご紹介いたします。



1. ティラミス


ティラミスはベネト地方生まれ。 「私を幸せにして」という意味があります。

マスカルポーネチーズとエスプレッソを使って作られるムース状のドルチェで、しっとりとした口あたりとコーヒーのほろ苦さが特徴です。 日本ではコーヒーフレーバーのティラミスが有名ですが、本場イタリアではフルーツや野菜をつかった多彩なバリエーションが楽しめます。




2. パンナコッタ


生クリームから作る口当たりのよいイタリアンドルチェ。 作り方はとっても簡単で、生クリームを温めて牛乳や砂糖を加え、ゼラチンで固め冷やします。 イタリア語で「パンナ」は「生クリーム」、「コッタ」は「煮る」という意味があります。 苺やブルベリーなどの酸味のある果物のソースをかけて食べると、とってもおいしいですね。




3. ジェラート


一般的なアイスクリームと比べて空気の量が35%未満と少ないため、密度が濃く、味にコクがあるのが特徴。 乳脂肪分が4〜8%で、一般的なアイスクリームの乳脂肪分よりも比較的カロリーが低いのも魅力です。

発祥はフィレンツェで、果汁、果肉、牛乳、砂糖、店によってはコーヒーや香草などを混ぜて凍らせて作ります。 日本でもとっても有名ですが、シチリアではブリオッシュ(イタリアの菓子パン)に挟んで食べるそうです。




4. スフォリアテッラ


人気バラエティ番組『マツコの知らない世界』で紹介されて有名になったドルチェ。 ナポリ地方の名物焼き菓子で、アマルフィ地方の修道院で作られたのが発祥との説もあります。

貝の様な形のパイ状のドルチェで、セモリナ粉を使った生地の中にリコッタチーズクリームやカスタードクリームを入れたものが主流で、クリームのなかにドライフルーツを混ぜたものもあるそうです。

もともとは「サンタローサ」と呼ばれていたそうで、乾燥果物、砂糖、リモンチェッロ(レモンのリキュール)を詰めたものでしたが、長い歴史の中でアレンジが加えられ、今の形になったそうです。



5. ズコット


フィレンツェで生まれたドルチェです。 ドーム型にスポンジをはり、その上にチョコレートやナッツを混ぜたクリームを流し込み、スポンジで蓋をして作ります。 その形から「聖職者の帽子」とも呼ばれています。




6. カッサータ


シチリアの代表的なドルチェ。 ピスタチオのペーストを練り込んだマジパン生地とスポンジ生地の間にはチョコレート、ドライフルーツ、リコッタクリームがたっぷり入っています。




7. モンテビアンコ


モンテビアンコ(=白い山)は、マロンペーストの上に生クリームをのせたイタリアンドルチェ。 牛乳と砂糖で煮た栗をペースト上にして山に見立てて盛ったあと、生クリームを雪に見立てて飾り付けます。




8. トルタサケル


ジャムとリキュールをココアスポンジとたっぷりのチョコレートでコーティングした伝統的なドルチェ。 日本で知られているオーストリアの代表的な菓子、ザッハトルテのようなドルチェです。




9. ズッパイングレーゼ


シロップをスープの様にたっぷり使うことから、「イギリスのスープ」という意味の名前がつけられたドルチェです。

ふちの深い器に、スポンジとカスタードクリームを重ね、その上にいろいろなフルーツを盛り付けてからシロップをかけます。




10. サラメディチョコラータ



ナッツやドライフルーツがたっぷり入ったチョコレート・サラミ。 さまざまな食感が楽しめるおしゃれなドルチェで、ワインやエスプレッソコーヒーにもピッタリです。



いかがでしたか? みなさんは、いくつのイタリアン・ドルチェをご存じだったでしょうか?

実はイタリア菓子はフランス菓子よりも古い歴史を持っていて、フランス菓子のいくつかは、元々イタリア菓子だったそうです。



フィレンツェ・メディチ家

1500年代、文化的にはまだまだ後進国であったフランスに、イタリア・フィレンツェの名家、メディチ家のカトリーヌ・ド・メディシスがアンリ2世の元へ嫁ぐ際、ナイフとフォークを持ち込んだと言われており、母国イタリアの生活様式が再現できるように、料理人や製菓人までお供に連れてきたそうです。 そして生まれたのが、現在のマカロンやプティフール、ソルべなのです。

ファッション、芸術、そして食の国イタリア。 イタリア料理は食材の味を引き出す事が基本ですので、料理法はとってもシンプル。 


フランス料理と違って、それほど複雑な調理技術を必要としません。 ですから、もしイタリアン・レストランで美味しい料理に出会ったら、それを自分の家で再現することはそれほど難しくないと言われています。


これはお菓子の世界でも同じで、それぞれの地域で収穫された食材を使った伝統的なイタリアン・ドルチェは、独特な食材の使い方や作り方を基本からきちんと学んでおけば、ご家庭でも手軽に再現できます。


フランス菓子の原点ともいえる魅力的で多彩なイタリアン・ドルチェ。 自分でつくってみたい!!と思われた方は是非、G-veggieでイタリアン・ドルチェを学んでみませんか?



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