Yoshiko Harimaya
3月2日5 分
新米ママにとって、赤ちゃんが1歳のお誕生日を迎えるまでは、何かと心配事が多いですよね。 生後の赤ちゃんの成長は著しく、1週間、1ヶ月でどんどん背が伸び、体重が増え、短期間に大きな変化を見せてくれます。
日々すくすくと成長する赤ちゃんとの暮らしは大きな喜びですが、なにもかも初めての経験で、ちょっとしたことで不安になったり、体調変化に必要以上に神経質になりがち… その不安を取り除くために、育児書を読んだり、ネットで情報を集めてみたり、近所のママ友に相談したり・・・
そこで、オーガニック先進国アメリカで、赤ちゃんにあげてはいけないと言われている食材を今日はご紹介いたしますね。
いちご
低温殺菌されていない食品
トマト
普通の牛肉
大豆
Cruciferous Vegetables(アブラナ科の野菜)
Sugar(砂糖)
この7つの中で一番意外だったのが、トップのStrawberries(いちご)!
いちごには豊富なビタミンCが含まれ、他にもカリウム、カルシウム、鉄分などのミネラルが含まれているほか、アントシアニンなどのポリフェノール類も多く含まれていますので、抗酸化作用や眼精疲労の回復などにも効果がある魅力的なフルーツなのですが、high-allergen(アレルギー源)としてアメリカではよく知られているそうです。
ちなみに日本ではいちごは、離乳食初期(5~6ヶ月頃)から食べることができると言われています。
生でも食べさせることができるといわれていますが、赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いため、加熱して酸味を和らげるのがよいとされているようです。
口のまわりが痒くなる
赤いプツプツが出来る
くちびるや舌が腫れる
顔や目が腫れあがる
喉がイガイガしてかゆくなる
じんましんが出る
腹痛、
下痢
嘔吐
場合によっては、急性のアレルギー反応であるアナフィラキシーショックや呼吸困難を起こすような重篤な症状になってしまう事もあるそうです。
症状が出た場合はすぐに食べるのをやめて、手や口を洗ったり、拭いたりしてみて下さい。 そして、症状が悪化しないかしばらくは注意深く様子を見て下さい。ひどくなる様なら病院へ連れて行ってあげましょう。
実は果物であればどれでもアレルギーを起こす危険性があり、特に花粉と共通成分を多く持つタイプの果物には注意が必要です。
白樺と共通成分を持っている果物 ⇒ キウイ、りんご、桃、いちご
スギと共通成分を持っている果物 ⇒ メロン、りんご
ブタクサと共通成分を持っている果物⇒ バナナ
オーガニック料理では果物は体を冷やし緩める強い力を持つ【極陰性の食品】ですので、日常の食生活では大人でも控えめにすることをおすすめしていますので、赤ちゃんにあげる時には少量から様子をみながら食べさせてあげてみましょう。
特にご両親がアレルギー体質の方は、赤ちゃんも何らかのアレルギーを持っている可能性が高いので、細心の注意をはらいましょう。
はじめて果物をあげる場合にはしっかり加熱して、アレルギーの元となる酵素を不活性化してからあげてみてください。 「火」という身体を温める「陽性の力」を添加することで、果物の強い身体を冷やし緩める「陰性の力」も中和できます。
果物を良く洗ったら、小さく切る
果物と同量以上の上質の水、またはストレートの林檎ジュースと一緒に鍋に入れる
混ぜながら弱火で2・3分コトコト煮る。
パイナップルやパパイヤ、マンゴー、グレープフルーツといった熱帯原産のフルーツは身体を冷やす強い陰性の力があり、たんぱく質分解酵素も多く含まれているため、赤ちゃんには刺激が強すぎるのであげないようにしましょう。 特にグレープフルーツはポストハーベスト(収穫後の農薬)の心配があるので、あげないほうが良いです。
また、いちごは残留農薬の最も多い果物と言われていますので、下記の方法でよく洗ってから食べさせてあげてください。
流水で洗う
水に塩を混ぜて洗う
皮を剥く
赤ちゃんのデリケートな体には「農薬」に対する抵抗力がないので、オーガニックの果物を選んであげれば心配は無用です♪
最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございます。
それでは今日もお日様のように明るく笑って、お月様のように穏やかな気持ちで楽しい一日をお過ごしください。
はりまや佳子
オーガニック料理研究家
オーガニック料理教室 代表
日本オーガニックライフ協会 代表理事
2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げる。在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。
2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。
心と身体がキレイになれるオーガニック料理を提唱している。
安心&安全な旬のオーガニック食材を最大限に活かし、食べて心も体も中からキレイになるために、オーガニック料理教室G-veggieでは日本の伝統食「マクロビオティック」に基づいた、季節の料理法や味付けで料理する方法やバランスを上手に取る食べ方や暮らし方をお教えしています。
オーガニック料理教室G-veggie
〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11
Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-876