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マクロビとは?その考え方と料理のレシピを紹介




こんにちは、東京・蒲田のオーガニック料理教室G-veggie代表のはりまや佳子です。


みなさんは「マクロビオティック」には、どんなイメージをお持ちですか?

厳しい食事制限がある

肉・魚・卵・乳製品・白い砂糖など一切食べない

茶色くてボソボソしてマズそうな玄米を食べる

おかずが茶色い


というネガティブなイメージを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、それは大きな誤解なのです。


マクロビオティックとは、私たち日本人が先祖代々脈々と培ってきた知恵の集大成のことで、日本の健康長寿法のことなのです。




マクロビオティックの語源


マクロビオティック(Macrobiotic)という言葉は、

「マクロ」    = 大きい・長い
「ビオ(バイオ)」= 生命
「ティック」   = 術・学

というギリシャ語の造語です。


西洋医学の父といわれるヒポクラテスが、「偉大な生命」「長寿」という意味であるマクロビオス(makrobios)という言葉を使ったのが最初といわれます。







マクロビオティックの歴史

原点は江戸時代の一冊の書物


日本人の平均寿命が50歳にも満たなかった江戸時代に、84歳まで長生きした儒学者で、医師だった貝原益軒(かいばらえきけん)先生が、亡くなる前年の83歳の時にその健康長寿の心得を著した『養生訓』(1712年)を出版し、当時のベストセラーになりました。


健康で長生きするためのバイブルともいえる『養生訓』は、ただ単に「健康には何々がよい」というノウハウが書き綴られているだけではなく、

「人としてどう生きるべきか」

「人としてどう在るべきか」

という現代でいうところの「ライフスタイル」や「メンタルヘルス」に至るまで語られていたところが、江戸庶民の心に響き、後世に名を残す名著となりました。


その後、明治時代の医師・薬剤師、陸軍では薬剤監、軍医を勤めた石塚左玄(いしづか・さげん)先生が「養生訓」の教えをもとに、穀物や野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースとした食事を摂ることにより、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現しようとする「食養会」を立ち上げ、普及活動をはじめました。







「マクロビオティック」の名付け親は桜沢如一先生


桜沢如一(さくらざわ・ゆきかず 1893~1966)先生は日本に古くから伝わる食養生、そして「食育」という言葉をつくられた石塚左玄先生の教えを引き継ぎ、さらに東洋の深い知恵「易」の原理を加え、「無双原理」を完成、そして食養生を基本とした「正食」を確立しました。


国内外問わずこの考えを広めるために「マクロビオティック」という名前をつけられ、ヨーロッパを中心とした世界各国を訪れて、マクロビオティックによる健康法や平和運動の普及に努められたそうです。







世界に広まる「マクロビオティック」


マクロビオティックをアメリカで広めたのが、桜沢先生の弟子で私の恩師、久司道夫(くし ・みちお 1926- 2014年)先生。


久司道夫先生はアメリカのボストンを拠点にして、

「健康こそが世界平和の鍵」

と考え、マクロビオティックの研究、発展、普及に努められましたが、その半生をアメリカで過ごされたため、日本では先生の素晴らしい活躍を知られるチャンスがあまりありませんでした。


しかし、アメリカではその功績が高く評価され、ワシントンD.Cにある国立歴史博物館「スミソニアン博物館」に、久司道夫先生のマクロビオティックの代表的な出版物や資料がクシファミリーコレクションとして保存されています。




また、大手コンビニエンスストアのローソンの幹部がローソンを変えようとしたとき、久司道夫先生がローソンの幹部に健康指導をしたことがきっかけとなり、これが「女性を中心に美しく健康で快適なライフスタイルを身近でサポートするお店」というコンセプトの「ナチュラルローソン」の展開につながっていったそうです。




私は久司道夫先生が創立されたアメリカのクシ・インスティチュート・インターナショナルに、2005年に留学し、世界的なマクロビオオティック・インストラクターの資格を取得してきました。









「正食」から「マクロビオティック」へ


日本国内では「正食」として伝えられた「マクロビオティック」が、日本で一躍メジャーになったのは、2006年1月に世界の歌姫マドンナがTV番組に出演した際に、マクロビオティックを実践していると語ったことが発端。


その一言からアメリカから逆輸入される形で広まり、「マクロ」や「マクロビ」といった略称で親しまれるようになりました。






そもそもマクロビって何?


マクロビオティックは私たち日本人が先祖代々、脈々と培ってきた、食べ方、暮らし方、心の在り方、人生との向かい方といった長く健康に生きるため知恵の集大成。


マクロビオティックの基本は「料理」で、下記の3つの原則を理解することが実践への近道です。


身土不二
一物全体
陰陽調和



身土不二とは?

身体と環境(土)は密接な関係にあり、自分の暮らす土地でその季節にとれた旬のものを

食べれば、心と身体のバランスが自然に整ってくるという考え方です。


【食べ物を選ぶ優先順位】

1. 自給自足

2. 地産地消

3. 国内産

4. 北半球の温帯

5. 南半球の温帯


というように、なるべく自分の身体のある所の近いものを選んで食べることが、健康につながるというものです。


遠くの国の食べ物はその国の人のためにある食べ物で、その国に暮らす人々が健康になるために自然がデザインしています。


例えば赤道近くの熱帯の食べ物、熱帯原産の野菜・果物、コーヒー、砂糖、スパイスなどは、身体を冷やし緩める強い力を持つ「極陰性」の食べ物と呼びます。

それらの食べ物の力はわかりやすく言えば「食べるクーラー」。

食べれば身体が内側から冷やされるので、熱い国で過ごしやすくなります。



一方、北極や南極に近い寒帯で多く食される肉や魚などの動物性食品は、体を温め引き締める強い力「極陽性」の食べ物と呼びます。

それらの食べ物の力はわかりやすく言えば「食べるヒーター」。

食べれば身体が内側から温まるので、寒い国で過ごしやすくなります。





一物全体とは?

生命あるものはすべてそれ一個で調和が保たれ、食べ物は皮やアクも含めたまるごとを食べれば、心と身体のバランスが自然に整ってくるという考え方です。


この世の中で一番バランスの良いものは、自然が作ったものです。


マクロビオティックでは、


You are what you eat.

(人間は食べた物のようになる)


という考え方があり、バランスの良いものを食べればバランスのよい心と身体が育まれるので、自然が作った物をなるべく丸のままでいただくことが健康への近道だと考えています。


ですから主食の米は、もみ殻をとっただけの「玄米」でいただくことが基本で、野菜は皮まで食べることをお勧めしています。





陰陽調和とは?

マクロビオティックでは、健康を維持するためには「陰陽のバランス」が大切と考えています


現代栄養学では食品の中に

「栄養素がどのくらい含まれているか」

「カロリーがどのくらいか」

によって、その食べ物の価値を決めますが、

マクロビオティックでは

「生命のエネルギーがどのくらいあるか」

によって食べ物の価値を判断します。 

その判断基準となるのが「陰」「陽」です。


食べ物には冷やす力のある「陰性の食べ物」と、

体を暖める力のある「陽性の食べ物」とがあり、

そのバランスを考えて料理することを「陰陽調和」と呼んでいます。


陰性の食べ物の特徴

  • 太陽に向かって上昇して成長する

  • からだを冷やし、ゆるめる力がある

  • リラックス効果がある


陽性の食べ物の特徴

  • 地球の中心に向かって下降して成長する

  • からだを温め、引き締める力がある

  • やる気を生む食べ物


陰にも陽にも偏らないバランスの良い食べ物のことを

「中庸(ちゅうよう)」

といいます。


陰陽のバランスのよい食生活で健康を手に入れるためには、先のご紹介した極陰性や極陽性の食べ物を少なくして、中庸に近い食べ物を中心にすることが基本です。







マクロビ食材はどんなもの?


中庸な食べ物がおすすめです

中庸な食べ物とは、私たち日本人が昔から食してきた

全粒穀物
旬の野菜・きのこ類・山菜・野草
豆・豆の加工品
海藻
発酵食品

現代では上記の食べ物の質にこだわることもとても重要ですので、できる限りオーガニック、無添加食品、伝統的な製法で作られた食材を入手することが必須です。





NGな食材とは?


マクロビオティックは食事制限ではありませんので、陰陽のバランスが整っていれば食べてはいけないものはありませんが、生命エネルギーのない食材や、質の悪い食べ物を避けることをお勧めしています。


  1. 精白した穀物(白米・精白小麦粉など)

  2. 慣行農法(化学農法)でつくられた野菜

  3. 白砂糖

  4. 精製塩

  5. 高度に加工された加工食品(冷凍・レトルト・インスタント)

  6. 添加物でつくられた調味料

  7. 加工肉(添加物使用のハム・ソーセージ)

  8. 加工海産物(添加物使用のかまぼこ・さつま揚げなど)

  9. 養殖魚とその卵

  10. 無精卵

  11. スナック菓子

  12. 清涼飲料水(砂糖・添加物使用)







マクロビ料理の基本レシピ5選


1-1.玄米ご飯の炊き方(圧力鍋編)


1-2.玄米ご飯の炊き方(炊飯器編)


2.出汁の取り方



3.味噌汁の作り方


4 .G-veggieおにぎらず


5.大豆ミートのから揚げ






食事をするときの注意点


食事は規則正しく、一日三食か二食

一般的な習慣では朝・昼・晩の一日三食ですが、一日二食でもOKです。

ただしその場合、朝食抜きの昼・晩二食か、朝昼兼用のブランチと夕食の二食になることが多いようですが、健康になりたい方は、朝ご飯はきちんと食べることがおススメです。


【朝食】朝の上昇するエネルギーに同調するには、薄味で水分を比較的多くした、軽めの食事にすましょう。 

【昼食】昼は日のうちでいちばん活動的になる時間帯。消化力も旺盛になるので、しっかりとした食事をしましょう。

【夕食】夕食は一日の疲れをねぎらうため、気持ちが満足し落ち着くように

ゆっくりと料理を楽しみましょう。ただし、寝る前3時間までに食事をすますこと!


夜寝る前にお腹いっぱい食べるという食習慣は、身体にとても負担がかかるり、糖尿病のリスクが高くなるので、夜遅くなった時には、味噌汁やスープ、お粥などの胃腸に負担のかからない食べ物でお腹を満たしてください。






もっとマクロビ料理を身近に!


マクロビオティックを始めるというと大げさに考えてしまいかちですが、次の3つのステップで料理の質を変えていくことで、簡単にマクロビ生活を始めることができます。


白米をオーガニックの玄米に変える
昔ながらの製法の本物の調味料に変える
野菜をオーガニックに変える

まずは主食の米をオーガニック玄米の変えることからはじめてみませんか?



上記の3ステップで食べ物の質を変えるだけでもかなり身体の調子がよくなると思いますが、もっと心も身体もさらに健康になりたい方は、G-veggieで本格的にマクロビオティックの理論を学んで実践してみませんか?


安心&安全な旬のオーガニック食材を最大限に活かし、食べて心も体も中からキレイになるために、オーガニック・マクロビ料理教室G-veggieでは日本の伝統食「マクロビオティック」に基づいた、季節の料理法や味付けで料理する方法やバランスを上手に取る食べ方や暮らし方をお教えしています。






さあ、マクロビオティックを始めましょう♪

マクロビオティックを始めると、心と身体に下記のような大きな変化が起こります。


【マクロビオティックで期待できる7つの効果】

  1. 便通が良くなり、肌がキレイになる

  2. 疲れにくくなる、いつも元気になれる

  3. 頭が冴えて、仕事がはかどる

  4. よく眠れるようになり、スッキリ目覚められる

  5. 空腹感がなくなり、自然にダイエットができる

  6. ストレスが軽減されて、毎日笑顔になれる

  7. 自然と共に暮らすことで、無理なく自分らしく生きられる


マクロビオティックは自然との調和を大切にする、私たち日本人にとって理想の食とライフスタイル。


なりたい自分になるために、マクロビオティックと暮らしてみませんか?



今日も最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。


それでは今日もお日様のように明るく笑って、お月様のように穏やかな気持ちで楽しい一日をお過ごしくださいね。



はりまや佳子

オーガニック料理研究家

オーガニック・マクロビ料理教室 代表

日本オーガニックライフ協会 代表理事


2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げえる。在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。

2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。

代表理事として日々、オーガニック料理の普及につとめています。


心と身体がキレイになれる

オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie 

〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11

Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-8760


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