オーガニック梅仕事 赤い梅干しを作りましょう
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オーガニック梅仕事 赤い梅干しを作りましょう




日本で古くから愛されている発酵食品で、健康食品や保存食としても重宝されてきた「梅干し」。


「梅はその日の難のがれ」という諺があるように、梅干しは昔から殺菌などの作用があるとことは広く知られていましたが、近年さまざまな研究によって健康によい成分をふくんでいることがわかってきました。


【梅干しの効果】
血液をサラサラにする
脂肪がつきにくくなる
食欲増進
インフルエンザ予防
糖尿病予防
食中毒防止
高血圧予防
骨粗鬆症予防
整腸作用

小さな赤い梅干しにはすごいパワーと魅力が秘められています。


マクロビオティックでも梅干し、特に赤い梅干しには、疲労回復・酸性やアルカリ性の中和・血液やエネルギーの循環促進効果など様々な効果があるので、体調不良の時の常備薬としてもおすすめしています。


そこでここからは、梅干しの作り方をご紹介させていただきますね。





赤い梅干しの作り方

購入したオーガニック青梅は、しばらく新聞紙やタオルの上に広げて完熟させます。

完熟しすぎると割れてしまうので、梅が黄色く柔らかくなったタイミングで梅干し作りを始めます。



材料:

  • 完熟梅  3㎏

  • 自然海塩 600g

  • 赤紫蘇  300g(後日用意する)

用意するもの:

  • 漬物用器(5.4ℓ) 1瓶

  • 重 石     1個

  • ビニール袋 2枚

  • 消毒用焼酎(35度) 少々 ⇒スプレー容器に入れておくと便利です。

作り方:

  1. 完熟梅は水で洗う。(あく抜きはしないでOK)

  2. 水気を充分に切り、よく乾燥させてからホシ(ヘタ)を竹串で丁寧にとり除く。

  3. 器は熱湯消毒後よく乾かして、消毒用の焼酎を散布し殺菌しておく。

  4. 3に完熟梅と塩(全量の2/3)を交互に入れていく。

  5. 完熟梅をすべて入れ終えたら、残りの塩(全量の1/3)を最後に上に置く。

  6. 梅を平らにならしたら、焼酎で殺菌した重石をおいて蓋をする。

  7. 1~2週間後、十分に梅酢が上がってきたら、赤紫蘇を塩(50g)で揉んだものを一緒に漬ける。⇒白い梅干しがお好きな方は、この工程を省いてください。

  8. *私は赤紫蘇の塩漬けを購入して使用。


9. 梅雨が明けたら、晴天が3日~4日続きそうな日を選び、梅をざるに取り出して梅と梅酢・赤紫蘇に分ける。


ここで梅酢の出来上がり!!梅酢は瓶に入れて保存しておき、調味料として使いましょう。


10.日当たりがよく風通しも良いところにザルを置き、適度な間隔を空けて梅を並べていく。この時、赤紫蘇も一緒に干す。

梅干しの片面が干し上がったら、そっと裏返して反対側も干す。





11.3日ほど天日干しにしたら、赤い梅干しの完成!!もとの器を消毒して梅を入れて冷暗所へ。


☆私はここからしばらく梅干を容器の中に入れておき、秋に入ってから食べるようにしています。

☆赤紫蘇は乾燥したら、細かく刻んで保存しておくと便利です。



梅干し作り よくある質問

Q.梅干しにはどんな梅を選んだらいいですか?

A. 黄色く熟した梅を選んでください。熟していない梅(青梅)の場合はしばらく置いて完熟するまで待ってから漬けましょう。

品種は「南高梅」がおススメです。




Q. どんな塩を使えば良いですか?

A.塩は「食塩」ではなく、ミネラル分を含んだ「海水塩」を使用してください。

 塩を少なくすると失敗する原因となりますので、塩の分量は梅の18%~20%で漬けることをおすすめします。


Q.梅干しを漬けている最中に、梅酢の表面にカビが出た場合はどうしたらいいですか?

A.重石をはずし、重石や器に付いたカビ、梅酢の表面に浮いたカビを取り除けば大丈夫です。再度重石を載せて保管してください。



陰陽五行から見る梅干しの効用

梅干しはマクロビオティックの陰陽五行では、

●塩気 ⇒ 腎臓

●酸味 ⇒ 肝臓

●赤色 ⇒ 心臓

●発酵食品 ⇒ 大腸

と一粒でたくさん臓器を養うことができる、陰陽バランスの良い食べ物です。

疲れた心と体を養う家庭の常備薬としてもぜひ、手作りにチャンレンジしてみてください。

そして食べ物と臓器の関係をもっと楽しく学びたい方は、下記の講座がおススメです♪






梅雨には梅雨しかできない楽しい暮らし方を実践して、雨にも負けず元気に過ごしましょうね♪


最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。


それでは今日もお日様のように明るく笑って、お月様のように穏やかな気持ちで楽しい一日をお過ごしくださいね。








はりまや佳子

オーガニック料理研究家

オーガニック・マクロビ料理教室 代表

日本オーガニックライフ協会 代表理事


2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在15年目を迎える。在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。

オーガニック料理を広める人の育成に力を注いでいる。



安心&安全な旬のオーガニック食材を最大限に活かし、食べて心も体も中からキレイになるために、オーガニック・マクロビ料理教室G-veggieでは日本の伝統食「マクロビオティック」に基づいた、季節の料理法や味付けで料理する方法やバランスを上手に取る食べ方や暮らし方をお教えしています。




オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie 

〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11

Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-876






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