クミンの効能は?効果的な食べ方やおすすめのレシピも紹介|オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie
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クミンの効能は?効果的な食べ方やおすすめのレシピも紹介



カレーに使われるスパイスとして知られている「クミン」。古くは薬としても重宝されていました。

この記事では、クミンの効果・効能や副作用、クミンを使ったおすすめのレシピを紹介します。クミンは独特の風味がありますが、上手に料理に加えることによって、クミンの健康効果を美味しく取り入れることができますよ。




クミンとは?


クミンとはセリ科の植物で、中東からインドまでの地域に自生しています。古くは古代エジプトの医学書にも記載されていたほど、昔から使われていました。


クミンはインドやメキシコで親しまれている香辛料で、ガラムマサラやチャツネなどの香辛料にも使用されています。中東やヨーロッパでは、ピクルスやパン、ソーセージにも使われています。


そんなクミンが、近年になってクミンの美容・健康効果が大きく注目を浴びるようになりました。



クミンの形状


クミンの形状には、ホール(シード)とパウダーの2種類があります。ホールとは、クミンの種子をそのまま乾燥させたものです。料理に使うときは、油で炒めて香りを出します。


パウダーとは、クミンを乾燥させてパウダー状にしたものです。料理に加えやすいのが特徴ですね。ただ香りが飛びやすいので、ホール状のクミンがあれば使う直前にすりつぶし、パウダー状にして使ったほうが良いでしょう。





クミンを食べることで得られる効果・効能


免疫力アップ

クミンに含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜を健全な状態に保ちます。皮膚の粘膜には、ウイルスが体内へ入り込むのを防ぐ役割があります。ビタミンAを摂取することによって粘膜のバリア機能が正常に働き、ウイルスから身体を守ってくれます。


美肌をサポート

ビタミンCは、美肌には欠かせないコラーゲンを生成してくれます。コラーゲンには肌のハリや弾力を保つ働きがあり、みずみずしい肌へと導いてくれるのです。


さらに、ビタミンCには、メラニンの生成を抑える働きがあります。そのため、紫外線によるシミやそばかすを防ぎ、美白効果が期待できます。


老化防止

クミンには「テルペン」「フェノール」「フラボノイド」といった抗酸化作用を持つ成分が豊富に含まれています。


私たちの身体には、活性酸素という物質があり、増えすぎると老化を促進してシミやしわの原因になることも。


抗酸化作用の強いクミンを食べることによって、体内の活性酸素が無害化され、老化防止になります。


リラックス効果

クミンには「リモネン」という香り成分が含まれています。リモネンは、リラックスしているときに脳内に出るα波を出現させます。リモネンのリラックス効果により、不安やストレスが軽減されたり、安眠できるようになったりするのです。


ダイエットをサポート

クミンに含まれるリモネンには、ダイエットをサポートする効果もあります。代謝をアップさせたり、内臓脂肪を減らしてくれたりと、痩せたい人にはとてもありがたい成分です。


さらに、リモネンは交感神経を活発にし、食欲を抑えてくれる働きも。ダイエット中の食べ過ぎを抑えてくれる効果が期待出来ます。


貧血を予防

クミン100gあたりには、鉄分が11.7mg含まれています。鉄分はヘモグロビンの主成分で、不足すると立ちくらみや息切れなど、貧血の症状に悩まされることに。貧血になりやすい人は、意識してクミンを摂取すると良いですね。





クミンの注意が必要な副作用


クミンは、セリ科のアレルギーがある人は食べないようにしましょう。蕁麻疹やのどのかゆみが出たりする可能性があり、摂取量によっては呼吸困難に陥ることがあります。


また、妊婦さんはクミンを控えたほうが良いでしょう。妊娠中はアレルギーが出やすくなることに加え、クミンの妊婦さんへの安全性は科学的に証明されていません。


また、クミンを食べすぎると体臭がキツくなることがあるので気をつけましょう。少量程度なら問題ありませんが、毎日大量のクミン入りのカレーを食べるなどすると、体臭が出やすくなります。




クミンの効果的な食べ方


クミンを毎日少量お料理の味付けに取り入れることをおすすめします。

継続して取り入れることで、美容・健康に大きな効果が期待出来るでしょう。カレーや炒め物、揚げ物の衣、ヨーグルトなどに加えると良いですね。




クミンを使ったおすすめレシピ


ひよこ豆のフムス


材 料

ひよこ豆 100g

昆布 1片 

★にんにく 1/2かけ

★白練りごま 大さじ2(28g)

★レモン汁 大さじ2

★エキストラバージンオリーブオイル 大さじ3

★クミンシード 小さじ1

(飾り用)

エキストラバージンオリーブオイル 少々

イタリアンパセリ 少々

パプリカパウダー 少々


作り方:

  1. ひよこ豆は6時間以上浸水する

  2. ひよこ豆をザルに上げ、圧力鍋に新しい水とひよこ豆、昆布をいれて具材にかぶるくらい水を入れ、高圧にセットして火にかける

  3. 圧が上がったら弱火で10分炊き、時間になったら火を止めて鍋を火からおろす

  4. 圧が下がったら蓋を開け、ひよこ豆をザルにあげる

  5. 煮汁と豆を10粒くらいとっておく

  6. ★をボウルに混ぜておく

  7. 4をボウルに入れ軽く混ぜ、ハンドミキサーにかける

  8. 豆が固い時には豆のゆで汁を加えて、なめらかになるまで攪拌する

  9. 皿に盛り、オリーブオイルと残しておいたひよこ豆、イタリアンパセリ・パプリカパウダーで写真のように飾り付ける


レンズ豆のスパイシースープ(4人分)


材 料:

赤レンズ豆 100g 

玉ネギ   1/2個

水     3カップ(600cc) 

自然塩  少々

クミンパウダー 少々

(飾り用)

イタリアンパセリ 少々

クコの実 12粒


作り方:

1.玉ねぎは薄いまわし切りにする。

2.鍋に少量の水を加え熱してきたら、玉ネギを入れる(ウォーターソテー)。

3.玉ねぎから甘い香りがしてきたら、洗った赤レンズ豆と有機ブイヨンを入れ、材料がかぶるくらいの水を加え中火で10分くらい煮る。

4.残りの水を加えて再び中火で火をいれ、沸騰したら塩とクミンパウダーで味をととのえる。

5.器にスープをいれたらイタリアンパセリとクコの実をかける。



スパイシーコールスロー(4人分)


材 料

紫キャベツ 300g

大根 30g

人 参 20g

コーン 20g(缶詰

(塩もみ用)  

自然海塩 小さじ1/2  

(ドレッシング)

クミンパウダー 小さじ1

粗挽き黒こしょう 小さじ1/2

レモン汁 大さじ1/2

オリーブオイル 大さじ1


作り方

  1. キャベツ・大根・人参は写真くらいの細切りにしておく

  2. ボウルにドレッシングの材料を入れ、合わせてよく混ぜておく

  3. 別々のボウルに細切りに野菜を入れて塩もみをし、水がでてきたら手で絞る

  4. 3に2を入れてよく和え、器に盛り彩りにコーンを添えて出来上がり




まとめ


クミンの効果やおすすめのレシピを紹介しました。クミンには免疫力をアップする効果や美肌効果、老化防止の効果やリラックス効果など、美容と健康に関する嬉しい効果がたくさんあります。


ただ、アレルギーがある人や妊婦さんは、摂取を控えるようにしましょう。また、クミンを食べすぎると体臭がキツくなるので気をつけてくださいね。


クミンを上手に取り入れて、身体の内側からキレイになりましょう。





オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie

G-veggieはGrain(穀物)とVeggie(野菜)を合わせた造語で、人間にとって大切な2つの食べ物を、料理の中心にして自然に寄りそった生活をしていきたいという意味を込めました。

自然の生命エネルギーあふれる「オーガニック食材」と、日本の伝統的な健康食の集大成である「マクロビオティック」は、身体だけでなく心も健康になれる料理法です。 

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