おはようございます。オーガニック料理教室G-veggie代表のはりまや佳子です。今日もとても涼しく、気持ちのいい朝ですね。
この時期は夏というには遅く、秋というにはまだほんの少し早いことから、マクロビオティックの陰陽五行説では「晩夏(ばんか)」と呼んでいます。
春から夏にかけては気温と大気の上昇と共に、太陽の陽性の力がどんどん強くなってきていたため、私たちは身体を冷やす効果・緩める効果・リラックス効果のある陰性の食べ物を積極的に摂取することをおススメしてきました。
ところが晩夏の季節になると今度は気温や大気の下降に伴い、太陽の陽性の力が徐々に弱まってくるので、私たちは身体を温める効果・引き締める効果・緊張・やる気を出させる効果のある陽性の食べ物にシフトしていく必要があります。
食べ物も衣替え!
食べ物も洋服と同じように衣替えをする季節がやって来ました。
晩夏は大気の状態が非常に不安定なので、1年の中で最も身体を壊しやすい季節。
台風も多いこの時期。 自然と気分が落ち込んだり、体調の変化が激しかったりすることはありませんか? それは大気のエネルギーが低下し、私たちがその影響を受けているためで、この時期に少しテンションが下がる、メローな気分なったりするのは、誰しも当然のこと。
そんなときでもキッチンに立って楽しくお料理をしていれば、自然とハッピーになりますよ♪
晩夏の食べ物&お料理のコツ
晩夏の季節にオススメしている食べ物には3つの特徴があります。
丸い
黄色い
甘い
上記の特徴から連想される食べ物といえば「かぼちゃ」。 とくに女性は、「かぼちゃ」が好きな方が多いのではないでしょうか?
秋から冬が旬のかぼちゃは、晩夏から初秋にかけて収穫されますが、煮たり蒸したりすることでスイーツのように甘くホクホクと、とっても美味しいお野菜の一つですよね
かぼちゃ以外にも、晩夏のオススメ食べ物はいくつかありますのでご紹介します。
晩夏の食べ物
穀物…雑穀(特に、あわ・ひえ・たかきび・もちきび・もち米・オーツ麦)
野菜…結球性の野菜(キャベツ・玉ねぎ・かぼちゃ・かぶ・ブロッコリー・カリフラワー)
豆製品…ひよこ豆
海 藻…あらめ
魚介類…小さい海魚(たら・おひょう)
果 物…丸い果物(葡萄・アプリコット・プラム・梨)
晩夏のお料理のコツ
味付け…自然の甘みのあるものを増やす
調理方法…煮しめ・煮物・長時間の炒め物・茹でもの・蒸し物
調味料…気温の下降とともに塩気を増やす
今月のG-veggieの調理実習では
たかきび → ひき肉の代わりにして「そぼろ」に変身
かぼちゃ・玉ねぎ → お味噌汁の具
かぶ+ブロッコリー →温野菜サラダ
あらめ → サラダの具材
梨 → 料理の甘味つけ
今まで食べてきた夏野菜から晩夏の野菜へと変わり、味だけでなく見た目や彩の変化も楽しむことができます。
旬の食べ物は、その時期に一番栄養価が最も高くなり、供給量が多いため低価格で購入することができるので、経済的にもとってもお得。
その上、その季節に活発に活動する臓器を癒してくれる力があります。
旬の時期にしか食べられないものを選び、1年を通して食材からたくさんの栄養と旬のエネルギーをいただいて、健康でフレッシュな毎日を送れるように、今日から口にする食べ物を見直してみませんか?
胃腸の疲れ=体の疲れ
季節の変わり目はとくに疲れやすい季節です。 そしてその疲れは胃腸からきています。
「胃腸の疲れ=体の疲れ」と言われているくらい、消化器と体調は密接な関係にあります。
特に夜に食べ過ぎてしまうと、眠っている間も胃腸が消化活動を続けるため、体の司令塔の脳がゆっくり休むことができないことから、深い眠りにつくことが出来ません。
食べ過ぎて寝不足になり体調を崩してしまっては元も子もありませんね。
食事は活発に活動する朝昼にきちんと食べ、寝るだけの夜は控えめにするという風に食べる量をコントロールすることで体調はグーンとよくなります。
夜の食事は、胃腸に負担がかからない「スープ」や「お粥」など軽めにすますか、量を控えめにして、お風呂に入って早めに寝ることをオススメします。
「夜は、寝るためにある」
夜はだらだらと無意味に時間を過ごしがちですが、体調を整えるために潔く寝て、早起きして朝から活発に活動するためのエネルギーを蓄えましょう!
今日も最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。
それでは今日もお日様のように明るく笑って、お月様のように穏やかな気持ちで楽しい一日をお過ごしくださいね。
はりまや佳子
オーガニック料理研究家
オーガニック・マクロビ料理教室 代表
日本オーガニックライフ協会 代表理事
2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在15年目を迎える。在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。
【美味しく食べて、身体を中からキレイになれる】
オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie
代表 はりまや佳子
〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11
Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-8760
Mail:info@g-veggie.com
2時間の講義と2時間の調理実習、1年間の通学またはZOOM受講コースです
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