体臭が気になる季節到来
春から夏にかけて薄着のシーズンになってくると気になるのが体臭。
人には誰でも体の匂いがあるもので、昔の人はフェロモンのような異性を惹きつける効果のある香しい匂いを放っていたようですが、現代人の体臭は臭く不快なものが多いですね。
特に脇の下には汗腺が集まっているため、身体の中でも最も汗をかきやすい場所。 制汗剤をつけて消臭したり、香水や衣類のフレグランスで不快な匂いを消している方も多いのではないでしょうか?
体臭は年を重ねるごとにきつくなり、そのまま放置しておくと「加齢臭」に進行してしまうので、要注意!!
体臭のメカニズム
皮膚には皮脂を分泌する「皮脂腺」と、汗を分泌する「汗腺」があります。
皮脂は皮膚に潤いを与え保護する役割があり、汗にはおもに体温を調節する役割があります。汗腺は熱に反応して汗を出し、皮膚から汗が蒸発することによって、上昇した体温を下げています。緊張やストレスを感じたとき、辛い物を食べたときなどにも汗が出ます。
また、皮膚にはさまざまな種類の雑菌(皮膚常在菌)が付着しています。皮膚常在菌は、分泌した皮脂と水分がバランスよく混ざりあってできた皮脂膜に存在しています。
皮脂や汗は、分泌されたばかりではほぼ無臭ですが、時間が経って皮膚常在菌が作用することにより、これらに含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などの成分が酸化、分解されて、不快なニオイのするガス(揮発性成分)を発するようになるのです。また、特定の食品を過剰摂取等した場合、食品成分から代謝生成された一部の揮発性成分は、汗腺や皮脂腺を通してガスとして出され、臭いの原因になることも報告されています。これまでに数百種以上の体臭の成分が確認されています。 (引用:薬と健康の情報局)
体臭を増す食べ物
牛肉・豚肉・鶏肉などの肉類
ビール・ワイン・日本酒・焼酎などの酒類
ヨーグルト・チーズ・牛乳などの乳製品
スパイスの効いた辛い食べ物
ニンニクやニラなど匂いの強い香味野菜
添加物たっぷりのファストフードやカップ麺など
西洋医学では、上記のような食べ物を食べていると腸内環境が悪化し、便秘や下痢などで腸内にアンモニアが発生し、それが体臭の原因と考えられているため、体臭を抑えるためには腸内環境を整えることが肝心といわれています。
東洋医学的、体臭と臓器の関係
東洋医学をベースにした、マクロビオティック理論では体臭の種類によって、弱っている臓器が違うと考えられています。
脂くさい臭い ⇒ 肝臓・胆のうの弱り
こげくさい臭い ⇒ 心臓・小腸の弱り
甘ったるい臭い ⇒ 胃・脾臓・膵臓の弱り
生くさい臭い ⇒ 肺・大腸の弱り
腐った臭い ⇒ 腎臓・膀胱・生殖器の弱り
体臭は内臓からの注意信号!
においの種類によって弱った臓器を特定し、そこを生命エネルギー溢れるオーガニックな食べ物の力で癒せば、においの元から断つことができます。
肉や乳製品が中心の高脂肪、効果カロリー、高コレステロールの欧米型の食生活や食品添加物たっぷりのジャンクフード中心の食生活から、食物繊維やビタミン・ミネラルがたっぷり入ったオーガニックの玄米や野菜中心のヘルシーな食生活に切り替えれば、腸内環境が整い、血液の質がぐーんとアップすると同時に、弱った臓器も元気なるので体臭が徐々に消えてきます。
デトックスがすすむこのシーズンから普段の食生活を改善して、嫌な体臭とサヨナラしませんか?
今日も最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございます。
それでは今日もお日様のように明るく笑って、お月様のように穏やかな気持ちで楽しい一日をお過ごしください。
安心&安全な旬のオーガニック食材を最大限に活かし、食べて心も体も中からキレイになるために、オーガニック・マクロビ料理教室G-veggieでは日本の伝統食「マクロビオティック」に基づいた、季節の料理法や味付けで料理する方法やバランスを上手に取る食べ方や暮らし方をお教えしています。
はりまや佳子
オーガニック料理研究家
オーガニック料理教室G-veggie 代表
日本オーガニックライフ協会 代表理事
2006年3月に大田区にてオーガニック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げる。北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。
2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。代表理事として日々、オーガニック料理の普及につとめています。
オーガニック料理教室G-veggie
〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11
Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-876
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