便秘の原因となる6種類の食べ物とは?|オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie
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便秘の原因となる6つの食べ物とは?



便は大腸で作られます。 週に3回以上、できれば毎日決まった時間帯に、腸の中が空っぽになったと実感できるほどすっきりと排便できていれば大腸が健康な証拠。


何日も便通がないことが「便秘」と認識されている方が多いと思いますが、毎日排便はあっても量が少なかったり、硬かったり、匂いがきつかったり、トイレにいったのに、すっきりした感じがないという場合も、便秘といえますので、現代人のそのほとんどが便秘症といわれています。


それでは、こうした症状の原因となっている食べ物は一体なんでしょうか?


アメリカのWEBマガジン「ORGANIC LIFE」の記事によると、5つの食べ物とアメリカでブームになったダイエット法が原因とされていました。



便秘になる6種の食べ物は

  1. Fast Food(ファスト・フード)

  2. Dairy(乳製品)

  3. Cookies, Cakes, Pastries(クッキーやケーキなどの粉もの)

  4. Candy(キャンディー)

  5. Bananas(バナナ)

  6. Paleo Diet(パレオ・ダイエット)



Fast Food(ファスト・フード)


ファスト・フードには便通をよくする食物繊維が含まれていないだけではなく、食品添加物、精製塩、白い砂糖がたっぷりと含まれていますので、腸内にいる日和見菌が悪玉菌にかわってしまって便秘を引き起こします。



Dairy(乳製品)


記事では全部の乳製品を否定しているのではなく、ヨーグルトやケフィアのような発酵した乳製品であれば便通に良いと紹介していました。


私たち日本人は戦前までは乳製品を食べていなかったので、体内に乳糖を分解する酵素をもたない「乳糖不耐症」の人が多く、消化不良や下痢などの症状がでてしまいます。 


元々便秘だった人が、ヨーグルトやケフィアのような動物性の発酵食品を食べたことにより、「乳糖不耐症の症状としての下痢」になった状態を、「便通がよくなった!」と勘違いしている人が、日本人には多く見受けられます。


日本人が便秘解消のために発酵食品を取るのであれば、味噌、しょうゆ、漬物、梅干し、甘酒などの植物性の発酵食品の方が、腸の調子を整えるのに向いています。




Cookies, Cakes, Pastries(クッキーやケーキなどの粉もの)


小麦粉でつくったお菓子はとても美味しいのですが、T­hey’re high in fat, low in fiber, and low in fluid,(高脂肪・低食物繊維・低流動性) と3つの便秘を生み出す原因が揃っているので、three strikes(スリーストライク=バッターアウト)な食べ物とされています。


小麦のグルテンは身体に負担をかけ健康を害すると、「グルテンフリー」がトレンドになっていることからも、小麦から作られたパンや菓子類は控える、少なくとも症状が改善されるまでやめておくことは便秘解消の近道ですし、花粉症やアトピーなどのアレルギー改善にも有効です。




Candy(キャンディー)


砂糖たっぷりのキャンディー類は、low in fiber and other nutrients(低食物繊維&低栄養素)。 ついつい口が寂しくなり、食べてしまうことによって、砂糖の摂取量がどんどん増えていきます。


オーガニック・マクロビオティックでは、砂糖は身体を冷やし緩める強い力を持つ極陰性(ごくいんせい)の食べ物で、冷え性や低体温の原因となりますので、できるだけ摂取を控えることをおすすめしています。 

過剰に摂取すると便秘だけではなく、免疫力や基礎代謝の低下を引き起こしていますので、習慣でキャンディーを食べたりするのは控えましょう。




Bananas(バナナ)


記事ではよく熟れたバナナは便秘解消に有効ですが、未完熟のグリーンバナナは、 higher in starch and tannins(高デンプンとタンニン)が便秘の要因だとしています。


日本でもバナナは食物繊維が豊富なので、便通をよくするために食べる人が多いのですが、収穫後にカビが生えたりしないように直接塗布するポストハーベスト農薬が心配です。


ポストハーベスト農薬は畑で使われる農薬の数百倍もの濃度で使われますので、浸透して実の中にまで残留している可能性がとても高いのです。 皮をむけば大丈夫とも言えないので、根本から3cmの部分は食べないほうが良いといわれています。


このため、オーガニックのバナナをおすすめしまが、バナナは体を冷やす力が強いので、低体温や冷え症の方は、特に朝は食べないほうが便秘解消に役立ちます。



Paleo Diet(パレオ・ダイエット)


”パレオ” とは ”パレオリシック (旧石器時代)” の略で、農耕が発達した約8000年前までの時代の約250万年間を指した言葉で、 パレオ・ダイエットとは、その旧石器時代の人々の食生活を再現したダイエット法です。


旧石器時代の人々は身体が強く、非常に健康的だったと言われ、 旧石器時代以降の約8000年間、人間の遺伝子はあまり変化していないとのこと。


したがって現代人がその時代の食生活を行っても全く健康に支障がないだけでなく、 何万年にも渡って行っていた食生活、すなわち工場で生産されたフード、ケミカルや遺伝子組み換え技術を用いたフード とは無縁の自然界から手に入るものだけを食べることが、人間の身体に望ましいというのがパレオ・ダイエットのセオリーだそうです。


その食生活を実践することによって、旧石器時代の人々のような健康で皮下脂肪の少ないボディを手に入れることができるというのがパレオ・ダイエットですが、芋類を除く炭水化物、豆類なども一切摂らない事が、便秘を引き起こす要因となっているとのことです。



2つの便秘のタイプ


マクロビオティックでは便秘は大きく2つのタイプに分かれています。


陽性の便秘 

肉・魚・卵などの動物性食品の食べ過ぎ、塩気の多い食事、またはストレスなどが原因。

腸が痙攣性の収縮運動をするため、腸の内容物が正常に運ばれなくなり便秘になります。

たまに出る便は固く、臭いも強く、コロコロとしたウサギのフンのような便が特徴です。


陰性の便秘

アルコール・甘い物・コーヒーなどの刺激飲料、フルーツや生野菜、牛乳・クリーム・ヨーグルトなどの柔らかい乳製品の過剰摂取、食物繊維をとらない生活をしていることが原因。

大腸が弛緩し動きが悪くなり、便を押し出す力がなくなる。

たまにでる便は、太くて固い便の場合が多い。


ご自分がどちらのタイプの便秘か診断してみてくださいね。


マイナス療法がおススメです♪

日本では便秘解消というと、「◎◎を食べるといい」といって、効果効能のある食材を食事にプラスしますが、オーガニック先進国のアメリカでは、上記のように腸に負担のかかる余分なものを食べないようにする「マイナス療法」が主流となってきているようです。


現代人の病気のほとんどの原因が食べすぎによる物といわれていますので、便秘を解消を目指す方はまず、自分の食生活を見直して、腸に負担がかかる余分な食べ物を食事から減らすことからはじめてみてはいかがでしょうか? そして食べ物の力で健康になりたい方はオーガニックにこっだわってみてくださいね。


最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。


それでは今日もお日様のように明るく笑って、お月様のように穏やかな気持ちで楽しい一日をお過ごしくださいね。



安心&安全な旬のオーガニック食材を最大限に活かし、食べて心も体も中からキレイになるために、オーガニック・マクロビ料理教室G-veggieでは日本の伝統食「マクロビオティック」に基づいた、季節の料理法や味付けで料理する方法やバランスを上手に取る食べ方や暮らし方をお教えしています。





 はりまや佳子

オーガニック・マクロビ料理研究家

2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げる。

在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。 2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。

美味しく食べて心と身体がキレイになれる「オーガニック料理」を広めることに全力投球している。


【美味しく食べて、身体を中からキレイになれる】

オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie

代表 はりまや佳子

〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11

Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-8760



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