top of page
執筆者の写真はりまや佳子

消費者庁「食品ロス削減ガイドブック」に掲載されました




食品ロスとは?


「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。

そもそも食べ物を捨てることはとてももったいないことですし、環境にも悪い影響を与えています。


日本の食品ロスの量は年間600万トンで、日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約45kg。

これは日本人1人当たりが、毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと等しい量なのです。


全世界の飢餓人口は8億2080万人で、今この瞬間も世界の9人に1人がお腹を空かせて苦しんでいるのに、本当に、本当に「もったいない」ことですし、こんなことを続けていては、絶対にいけないと思うのです。




「もったいない」は世界共通言語です


環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさん。 マータイさんが、2005年の来日の際に感銘を受けたのが「もったいない」という日本語でした。


「もったいない」は漢字では「勿体無い」と書きます。


「勿体」とは、「重々しい」「尊大なさま」を意味するようですが、そもそも「勿体」は「物体」と書き、「物のあるべき姿、物の本質的なもの」を意味していたようです。

これが派生し、「重々しい」「尊大なさま」という意味になったといわれています。


この「物のあるべき姿、物の本質的なもの」を「無い」で否定するわけなので、「もったいない」というは「物の本体はない」ということを意味していたことになるわけです。


でもここで注目してほしいのが、この「もったいない」の本来の意味が、仏教の「この世に何一つとして独立して存在しているものはない」という「空」(くう)の思想や「物事はすべて繋がって存在している」という「縁起」(えんぎ)の思想に通ずるということです。


つまり、すべて当たり前ではなく、何一つとってもすべては有難い(有ることが難い)ことであり、私たちは支えあって「生かされている」という真実が「もったいない」という言葉の根底にあるのです。


この深い意味を直感的に理解されたマータイさんは、美しく意味深い日本語「もったいない」が、環境 3R(Reduce-ゴミ削減、Reuse-再利用、Recycle-再資源化)という環境活動を、たった一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている素晴らしい言葉だと考え、世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。



こうしてスタートしたMOTTAINAIキャンペーンは、地球環境に負担をかけないライフスタイルを広め、持続可能な循環型社会の構築を目指す世界的な活動として展開しています。



日本から生まれた「もったいない」の心が、サステナブルな世界を実現する「MOTTAINAI」というムーブメントへ広がっているなんて、とっても素敵なことだと思いませんか?




食品ロス削減から環境問題を解決しませんか?


食品ロスを含めた多くのごみの処理には 年間約2兆円もの税金が使われています。


食品は食べれば私たちの栄養になりますが、捨ててしまうことで地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出増加など、環境に対して悪い影響を与え続けているのです。


私たちの国、日本は世界有数の食料輸入国。

食料自給率は37%で、食料の約6割(カロリーベース)を輸入に頼っています。


世界中には食べものに困っている人がたくさんいるのに 、世界各国から経済力に物をいわせて食品を買い集め、多額の輸送費をかけて輸入した多くの食料を、食べずに廃棄しているのが現実です 。


国土の狭い日本のゴミ問題は深刻で、2020年3月に発表された、2018年度のゴミ総排出量は年間4,272トンにものぼります。東京ドームに例えると約115杯分もの量を廃棄していることになります。この数字はあくまでも一般廃棄物の量ですので、産業廃棄物も含めるともっと多くの量のゴミを廃棄していることになります。


また、冒頭でも述べた通り、食品ロスは年間約600万トンにものぼり、国民1人当たりに換算するとお茶碗約1杯分の食べ物を毎日捨てている計算になります。


政府では日本の食品ロス量を、家庭系食品ロス量、事業系食品ロス量のいずれも、2000年度と比べて、いずれも2030年には半減することを目標として、様々な取り組みをしていますが、2012年から2018年の食品ロスはほぼ横ばいで、なかなか削減できないのが現状のようです。


この半減目標を達成するためには、私たち一人一人が他人事ではなく、自分のこととして高い意識をもって、食品と向き合うことが必須です。





G-veggie開校17年間の取り組み


G-veggieでは2006年に開校して以来一貫して生徒さんたちに、「野菜の皮はむかず、野菜のゆで汁も捨てない、食材を丁寧に扱う料理方法」で、食品ロスをキッチンから削減する知恵をお伝えしてきました。


そして2019年9月からは、一人でも多くの方にこの問題に関心をもっていただきたいと思い、「食品ロスゼロ料理アドバイザー資格認定講座」を定期的に開催してきましたが、その活動が消費者庁に認められ、「食品ロス削減ガイドブック」に掲載していただきました。


掲載の内容は、料理を通じて食品ロスゼロを実践するための講座として、

テキストの表紙、

食品ロスゼロ料理アドバイザー認定書、

ロゴ、

そして実際の実習の写真も紹介していただきました。



食べ物は私たちの命そのもの


もっと食べ物を大切にして、地球にやさしいサステナブルな暮らしを実現したいと思う方はぜひ、「食品ロスゼロ料理アドバイザー資格認定講座」を受講して、食品ロス半減を目指しませんか?








私たち一人ひとりが食べ物や料理することに丁寧に向き合うことで、食品ロスはグーンと削減できます。


食べることは生きることそのもの


食べ物を大切にして、ゆっくりのんびり丁寧に、地球環境を守りながら暮らしましょう。



みなさまのご参加をスタッフ一同、心から願っております。


今日も最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございます。

それでは今日もお日様のように明るく笑って、お月様のように穏やかな気持ちで楽しい一日をお過ごしください。



はりまや佳子

オーガニック料理研究家

オーガニック・マクロビ料理教室 代表

日本オーガニックライフ協会 代表理事


2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在15年目を迎える。在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。

オーガニック料理を広める人の育成に力を注いでいる。



安心&安全な旬のオーガニック食材を最大限に活かし、食べて心も体も中からキレイになるために、オーガニック・マクロビ料理教室G-veggieでは日本の伝統食「マクロビオティック」に基づいた、季節の料理法や味付けで料理する方法やバランスを上手に取る食べ方や暮らし方をお教えしています。




オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie 

〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11

Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-876

閲覧数:213回1件のコメント

最新記事

すべて表示

1 Comment


CBKM BOCU
CBKM BOCU
Nov 01

EPTU Machine ETPU Moulding…

EPTU Machine ETPU Moulding…

EPTU Machine ETPU Moulding…

EPTU Machine ETPU Moulding…

EPTU Machine ETPU Moulding…

EPS Machine EPS Block…

EPS Machine EPS Block…

EPS Machine EPS Block…

AEON MINING AEON MINING

AEON MINING AEON MINING

KSD Miner KSD Miner

KSD Miner KSD Miner

BCH Miner BCH Miner

BCH Miner BCH Miner

Like

レシピ記事

​スイーツ

bottom of page