猫の手作りご飯レシピ メリットや栄養素、頻度を解説!



猫は完全肉食動物で、小鳥やねずみなどの獲物を捕まえたら丸ごと食べる動物です。

これは肉だけ食べているのではなく、食べた獲物の内臓にある植物も食べるという事。


キャットフードには獲物の内臓にあるビタミンやカルシウムなど必要な栄養が全て含まれているから大丈夫、総合栄養食だから問題ないといえるでしょうか。


栄養が丸ごと取れるからという理由で毎朝お子さんにエナジーバーを食べさせ、簡単・便利だからという理由で、一年中同じモノばかり食べさせることはないと思います。


私達人間と同じように、猫にとっても食べる事は生きる楽しみ。


私達が美味しい物を食べて幸せを感じるように、手作りごはんは猫にとっても毎日の楽しみになります。

手作りは面倒くさいというイメージがあるかもしれませんが、ポイントさえおさえてしまえばとても簡単です。


最初はトッピングからはじめてもOKです。


足下で目を輝かせながらごはんを待つ姿、作ったごはんをキレイに食べてくれる喜びを是非味わっていただきたいです。


もっと元気になれる手作りごはん、楽しみながら続けることが秘訣です。


愛猫手作りごはんのメリット

★同じものを食べてココロが通じるようになる

★生命力が宿っている新鮮な食材をあげることができる

★旬の食材でごはんを作ることができる

★病気しらずのカラダ作りができる

★体臭・便臭がなくなり、毛ヅヤがよくなる

★歯石がつきにくくなる

★性格が穏やかになる

★猫と一緒にダイエットできる

★経済的負担が減る

★手作りごはんを楽しみにしてくれる



愛猫手作りごはんのデメリット

★日持ちがしない(冷凍する手間がかかる、冷蔵庫の保存スペースの確保)

★持ち運びが不便(旅行へ行く時、人に預ける時、水分量があるので重い)

★キャットフードが猫のカラダに一番いいと思っている飼い主が多い

★栄養バランスが取れないという不安

★手作り食の浸透度が低い(間違った情報の氾濫)

★手作り食を推奨する獣医が少ない

★作る手間が面倒臭い




猫に与えられる食材

<穀物>

食事のベースとなる穀物。「犬や猫に穀物は与えてはいけない」という極端な情報がありますが、「あげてはいけない」ではなくて「あげなくても生きていける」ということです。


本来、犬や猫は血糖値を維持する調整機能を持っているのでわざわざ食事に加える必要がないというだけの話です。三大栄養素の一つタンパク質から脂肪や糖が作られるので、ごはん(炭水化物)をあげなくても自分で作れるから大丈夫!が、いつの間にかNG食材になってしまっているというだけのことなんです。


我が家では玄米を柔らかくお粥状態にしてごはんに混ぜてあげているのですが、これはバランス良くいろんな物を食べてほしいから。


糠に含まれている食物繊維はお腹の調子を整えるだけでなく、ごはんの糖分は腸内細菌のエサにもなってくれるんです。ごはんのかさ増しにもなって、お腹いっぱいに食べさせてあげることもできます。柔らかく炊いたお米を消化吸収することはできるので、犬や猫に与えてもなんの問題ありません。

玄米・白米(糠をたす)、ハトムギ

ソバ・うどん・パスタ・パン


<肉・魚・卵>

身体を作る大切なタンパク源です。骨はしっかり取り除きましょう。寄生虫対策にもなるので、茹でたり焼いたり火を入れることをオススメします。


魚は小骨をしっかり取り除きましょう。卵も必ず火を通してあげましょう。

肉  牛・豚・鳥、ラム・馬肉

魚  タラ・鯛、ブリ、鮭、アジ、さんま、マグロ


<野菜>

猫の健康を維持するのに必要な食材です。その季節に取れる旬の野菜は栄養価が高く、旬の食べものはその季節の臓器を養うといわれています。

春 (肝臓・胆のう)キャベツ、水菜、もやし、よもぎ、ブロッコリー、舞茸

夏 (心臓・小腸)レタス、小松菜、トマト、きゅうり、トウモロコシ

秋 (肺・大腸)大根、蓮根、白菜、山芋、かぶ、白キクラゲ、かぼちゃ

冬 (腎臓・膀胱・生殖器)ごぼう、葛、人参、パセリ、大根、キャベツ

<豆、海藻、種子>

納豆や黒豆、小豆も積極的にあげたい食材です。納豆菌は腸内環境を整えてくれますし、豆の茹で汁も栄養価が高いのでごはんにかけてあげて下さい。


ミネラルがたっぷり含まれている海藻や含まれているのでゴマもオススメです。


猫に与えてはいけない食材

<タマネギ・長ネギ・ニラ・らっきょう>

体内の赤血球を破壊する物質が含まれているネギ類は、猫にとって与えてはいけない食材で、嘔吐や呼吸困難を起こします。


<肉や魚の骨>

骨つきの肉や魚は、粘膜や内臓を傷つけてしまう可能性がありますので、必ず骨を取ってから与えて下さい。

<香辛料や味付きの食材>

刺激の強い香辛料は、下痢や嘔吐の原因になります。

味の濃いものは塩分が多いので、人用に作った味付け料理を与えてはいけません。


<ジャガイモの芽や変色した緑の部分>

吐き気や下痢、めまいなど神経症状を起こすソラニンという物質が、ジャガイモの芽や緑色に変色した皮の部分に含まれているので全て取り除きましょう。

<カフェイン飲料やチョコレート>

コーヒー、紅茶、緑茶、ココア、コーラ、チョコレートは少量でも中毒を起こす可能性があります。


<アイスクリーム・乳製品、クッキーなどの人用お菓子類>

お菓子やアイスクリームなどの乳製品はNGです。牛乳に含まれている乳糖を分解する消化酵素が猫は少ないので、下痢を引き起こします。


猫のごはんに必要な栄養素

猫は私達人間以上に多くの肉・魚などの動物性たんぱく質を必要とします。

肉魚(動物性たんぱく質):野菜:穀物(炭水化物)=6:3:1をベースに、トッピングしておきたいのは、カルシウムと必須脂肪酸です。


カルシウムは筋肉を動かしたり神経伝達に必要なのですが、カラダの中で作ることができない栄養素なので食べものから摂取しなければいけません。


手作り食はタンパク質の摂取が多くなるのでリンが高くなるのですが、カルシウムとリンは1:1でバランスをとる必要があります。


鳥や魚の骨を低温調理器具でホロホロにしたり、卵殻を細かく砕けば天然サプリメントとしてトッピングすることができます。


猫のカラダで作られない必須脂肪酸はオイルで補うことができます。


癌予防や血液の流れをよくするオメガ3脂肪酸はカラダの中で作られないので、アマニ油、エゴマ油を少量ふりかけてあげることをオススメします。


手作りご飯を作る時の注意点

基本「茹でる」ことをオススメします。


お肉や魚を茹でたお湯で野菜をさっと茹でると、野菜に肉や魚の香りがつくので食いつきもよくなります。


熱すぎず冷たすぎず人肌がオススメです。

猫に生肉はダメなのか?

新鮮な生肉を少量ならOKです。肉はカラダに熱を溜めてしまうのですが、生肉を食べ過ぎると湿熱といって加熱した肉以上に熱が体内に溜まります。


ペットの8割が胃熱を持っているといわれるのは、ラムや鹿肉、鳥肉といったカラダを温める肉類がペットフードに沢山含まれていることも原因の一つといわれています。


手作りご飯の適切なご飯量・頻度

基本的に、量はその子の頭のハチの大きさ程度が適量といわれています。


4キロの成猫で1日100g程度の動物性食品があれば十分です。


2歳と15歳の5キロでは運動量も年齢も違いますので、その子の体調を見ながらあげて下さい。比率を7:2:1という人もいれば、カロリーをキッチリ計った方がいいという人もいますが、その子によって必要な栄養素や配分は違うので正解はありません。


体重の増減を見てウンチや毛艶で変化を判断し、その子に合っているかを見てください。

回数は、成猫で朝晩2食です。(成長期の子猫は3〜4食)


愛猫手作りごはんレシピ 成猫4キロの1食分

タラのあっさりごはん

材料 

タラ 50〜60g

野菜(白菜・豆苗・まいたけ)20g

玄米 10g

<トッピング>

あおさ海苔         少々

白ゴマ           少々

骨のふりかけ        少々

ヨモギの粉         少々

アマニ油          少々

  1. 沸騰したお湯でタラを茹で、冷めたら小骨を取り細かくほぐします。

  2. 1の茹で汁で細かくした野菜を茹でます。

  3. 柔らかく炊いた玄米、野菜、タラをお皿に盛りつけ、トッピングしたらできあがり!



ささみヘルシーごはん

材料 

ささみ  50〜60g(ささみ1本分)

野菜(キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃ) 20g

ハトムギ 10g

<トッピング>

黒ゴマ                  少々

おからパウダー              少々

骨のふりかけ               少々

小豆の粉                 少々

エゴマ油                 少々

  1. 沸騰したお湯でささみを茹で、冷めたら細かくほぐしておく。

  2. 1の茹で汁で細かくした野菜を茹でます。

  3. 柔らかく炊いたハトムギ、野菜、ささみをお皿に盛りつけ、トッピングしたら出来上がり。


トッピングは天然のサプリメント!

  • おからパウダーは、腸内環境を整えてくれるのでオススメです。

  • 小豆の粉 腎臓・膀胱が弱い犬や猫のために耳かき1杯程度オススメ!

  • ヨモギの粉 ヨモギは肝臓に良い食材なので、天然サプリメントとしてどうぞ!

  • ハトムギは熱を冷まして水を出してくれる効果もあるので、上手に取り入れてあげると良い食材ですよ。


まとめ


コロナ禍でずっと家族がそばにいるのが当たり前になって、起こっているのがペットの分離不安症。 自粛が続いて家族がいつもそばにいたのに、また留守番がはじまって寂しくて、いつもと違う行動をしたりお腹を壊したり吐いたりする子が多くなっているようです。


季節の変わり目も重なって具合が悪くなる子も多いので、体調管理は気をつけてあげたいものですね。


こういう時こそ、食べるモノが大事になってきます。


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プロフィール ・五月女圭紀


福岡県出身。1993年度ミス日本ファイナリスト受賞後渡米。拠点をニューヨーク・フロリダに移し世界を廻る。現在、フリーランスライターとして執筆活動に携わるほか、オーガニック料理教室G-veggieで講師として活動。

著書「お取り分け猫ごはん」(駒草出版)、「ひとりじゃないから」(文芸社)

●G-veggieインストラクター/猫疾病予防管理士/犬の東洋医学生活管理士2級/犬の栄養管理士マスター/愛犬・愛猫のためのオーガニック料理ソムリエ講師/日本臨床心理カウンセリング協会認定 臨床心理療法士・臨床心理カウンセラー/Freelance writer/Columnist


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