こんにちは、オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie、野菜寿司料理教室担当の高宮文代です。
今日は、「かっぱ巻き」のお話をさせて頂きますので、最後までお付き合いください。
かっぱ巻きの発祥
かっぱ巻きの名前の由来は、「きゅうりの切り口が河童のお皿に似ているから」や、「きゅうりは河童の好物だから」などがあります。
かっぱ巻きを最初にお客様に提供したのは、高田馬場にあるお寿司屋「八幡鮨」が元祖と言われています。
戦後の食糧難の時代に、何か寿司の種に出来ないかときゅうりを巻いてみたのが始まりで、当時は「きゅうり巻き」として出されていたようです。
お店のブログや、四代目大将の安井弘さんが刊行した郷土史エッセー「早稲田わが町」の著者欄にも、四代目が「かっぱ巻きの考案者」とあります。
西早稲田 寿司処 八幡鮨 ブログ http://yahatazushi.com/article/1000760.html
単行本「早稲田わが町」出版社:書籍工房早山
デビッドベッカムも大好物!かっぱ巻き
2002年、日韓共同開催のサッカーワールドカップで、淡路島に滞在したイングランドチームの主将デビット・ベッカムさんは、滞在初日にホテルで開かれたパーティーで出されたかっぱ巻きを気に入り、ホテルに毎夕食にかっぱ巻きを出して欲しいと要望しました。
単純にのり巻きを気に入ったと勘違いしたホテルが、翌日豪華ネタの巻き寿司を用意したところ、逆に怒らせてしまったというエピソードがあります。
ちなみに、ベッカムさんはすっかり寿司好きとなり、2016年には「すきやばし次郎」を訪れたり、息子さんと来日して一緒にお寿司屋で楽しんでいる様子がInstagramなどでも紹介されていました。
食べなれた野菜、さっぱりとした味、かっぱ巻きは高級寿司店でも必ず用意されていて、お店によって、きゅうりを6等分したもの、千切りにして胡麻や梅肉と一緒にしたものなど、調理方法もお店によって工夫がされています。
出前など、時間が経過してから食べる場合は、水分の多い種の部分は取り除いています。
水分が多いところから腐敗が進みやすいためです。私は取り除いた部分をドレッシングなどに活用しています。
こういったところで食品ロスも意識したいところですね。以前G-veggieの食品ロスゼロ料理アドバイザー認定講座を受講しましたが、無駄のない野菜の使い方を学べるのでおススメの講座です。
きゅうり、実はダイエットに最適な野菜なのです
きゅうりは、カリウムが豊富で体内の老廃物やナトリウムを排出する効果があるため、血圧を正常に保ち、腎臓の働きを助けます。
また、脂肪分解酵素であるホスホリパーゼが脂肪の代謝を促進する効果があるため、ダイエットに最適な野菜と言われています。
体内に溜まった脂肪を分解して排泄してくれるきゅうり。でもきゅうりは身体を冷やしますので食べ過ぎには注意が必要です。
カッパ巻きなど、お寿司の作り方が学べる講座
オーガニック野菜にぎり寿司マスター講座では、オーガニック野菜と玄米で作ったシャリで、にぎり寿司、軍艦寿司、細巻き寿司を作ります。
江戸前寿司の技法、漬け・炙り・昆布締めなどで、旬のオーガニック野菜をネタにしています。シャリの握り方、巻きすの使い方をマスターすれば、いろんな食材でお寿司を作ることが出来ます。
写真はパプリカのお寿司ですが、1種類のお野菜でもいろんな味付けが出来るのです。
右側(甘酢漬け。玄米酢・アガベシロップ・中庸出汁で味付け)
中央(西京漬けの技法をオーガニックの調味料で味付け)
左側(マグロの漬けの技法をオーガニックの調味料で味付け)
*豆乳マヨネーズに豆乳と梅酢を加えたドレッシングをかけています。
また、10月のオーガニック・ベジ寿司料理教室では、細巻き3種を作ります。
巻きすの使い方がよくわからない、すし飯がはみ出てのりが足りなくなってしまうなど、細巻きが苦手な方のお悩みを解決します。
皆様のご参加をお待ちしております。
江戸前のにぎり方と巻きすの使い方をマスター出来ます。あなたも寿司職人に!
月替わりでいろんな野菜寿司をご紹介しています。
メニューは毎回、お寿司1種類、副菜2種類、汁物となっています。
高宮 文代(たかみや・ふみよ)
江戸前寿司に特化した日本初の寿司職人養成学校で、包丁の研ぎ方、シャリの作り方、和食と江戸前寿司の伝統的な技法を学び、現在は同校の飾り巻き寿司講師、自宅や出張レッスンを開催。オーガニック料理教室G-veggieのオーガニック理論に基づいた、安心安全な食材を使い、見て楽しく食べて美味しいお寿司を紹介しています。
エキスパートオーガニック料理ソムリエ
東京すしアカデミー江戸前寿司集中特訓コース卒業
JSIA寿司インストラクター協会所属 マスターインストラクター
【心と身体がキレイになれる】
オーガニック・マクロビ料理教室G-veggie
〒144-0031 東京都大田区東蒲田2-5-11
Tel : 03-6715-8772 / fax : 03-6733-8760
Mail:info@g-veggie.com
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